解体工事における「再資源化の例... ｜スマイル解体@札幌

解体工事における再資源化の具体的な例をいくつか紹介します。解体工事では、発生する廃棄物を単に処分するのではなく、リサイクル・再利用することで環境負荷を軽減し、資源の有効活用を図ることが重要です。

1. 《コンクリートの再資源化》

・再生砕石（RC材）として再利用

　　→ コンクリートガラを破砕・ふるい分けして、道路の路盤材や埋め戻し材として利用。

・セメント原料として利用

　　→ 一部のコンクリート破片は、製造工程でセメントの原料となることがある。

2. 《木材の再資源化》

・木質チップとして活用

　　→ 木材廃棄物はチップ化し、製紙原料や燃料（バイオマス発電）として使用。

・再生合板の原料

　　→ 一部の木材は再加工され、合板やパーティクルボードの材料となる。

3. 《金属の再資源化》

・鉄、アルミ、銅などのスクラップ回収

　　→ 建物の鉄骨、アルミサッシ、配線の銅などは溶解・精錬され、新たな金属製品の原料として再利用。

4. 《アスファルトの再資源化》

・再生アスファルト混合物として利用

　　→ 道路舗装のアスファルトは、破砕して再び舗装材として使用。

5. 《ガラス・プラスチックの再資源化》

・ガラスは再生ガラスとして利用

　　→ 砕いたガラスを新しい建材（舗装材や断熱材）や容器などに再利用。

・プラスチックは燃料やリサイクル原料に

　　→ 一部のプラスチックは再成型し、新たなプラスチック製品に。廃プラスチックは固形燃料（RPF）にもなる。

6. 《石膏ボードの再資源化》

・石膏粉を回収し、新たな石膏ボードの原料に

　　→ 解体した石膏ボードから石膏粉を取り出し、新しい石膏ボードの材料として再利用。

∬　まとめ　∬

解体工事では、コンクリート・木材・金属・アスファルト・ガラス・プラスチックなど、多くの廃材を再資源化できます。適切に分別しリサイクルを進めることで、環境負荷を減らし、資源を有効活用することが可能です。